セントジョーンズワートの効果や効能|1

効果をうまく引き出すには

日本ではセントジョーンズワートは、医薬品として承認されていないため、食品として扱われ、サプリメントやハーブティーで販売されています。

このため、薬を販売するときのように、製造方法や成分量の規則がなく、商品によってはセントジョーンズワートの効果効能が、期待できないものもあります。

しかし、せっかく使用するわけですから、効果が実感できる商品を選びたいものです。では一体、どのようなことに気をつけて、選べばよいのか、そのポイントをあげてみました。

1日の摂取量

ヨーロッパの臨床研究では、1日あたり約900mg摂取すると、効果が高いことが確かめられています。朝、昼、夜の1日3回それぞれ300mgずつ摂るのが、よいとされています。

市販のカプセル状のサプリメントの場合、ほとんど 1カプセルに、セントジョーンズワートが300mg含まれるタイプが多いです。食事のたびに、1カプセルずつ飲めば、1日に900mg摂ることになり、効果が期待できます。

サプリメントを購入するときは、必ず表示されている含有量を、チェックしておきましょう。

摂取期間

セントジョーンズワートを飲み始めて、その効果が実感できるのは、最低でも4週間は必要です。個人差によって、もう少し時間が必要な場合もあるので、6週間は飲み続けるのがよいといえます。

ただし、病気の治療のために薬を飲んでいるときや、セントジョーンズワートを大量に摂取したときは、副作用がでてくるケースもあるので、気をつけましょう。
詳しくは、セントジョーンズワートの副作用をご覧ください。

含まれる含有量

セントジョーンズワート・イメージ

セントジョーンズワートには、多くの有効成分が含まれていますが、実は、それぞれの成分の効果が全て、医学的に明らかになっていません。

しかし、臨床研究の結果から、”うつ”に効果があるとされる成分は、「ヒペリシン」と「ヒペルフォリン」という、成分であることがわかってきました。

セントジョーンズワートのサプリメントを購入するときは、両方の成分が含まれているか確認しておきましょう。

具体的には、ヒペリシン0.3%以上、ヒペルフォリン3.0%以上含まれているものが良く、これは、臨床によって効果が確かめられている含有量です。

なおサプリメントに比べ、ハーブティーでは、セントジョーンズワートの有効成分が溶け出しづらいので、摂取量がどうしても少なくなります。ですから、ハーブティーだけを飲んでも、サプリメントと同じような効果は、期待できません。

もちろん、ハーブティーのアロマ効果やリラックス効果も、捨てがたいものがありますので、”うつ”やストレスを早く解消したいのであれば、サプリメントと併用すると効果が高まるでしょう。

製造方法

セントジョーンズワートの有効成分を抽出して、サプリメントを作るのは以下の方法で行われています。

1)土壌より上の部分(地上部)の葉と花を収穫します。
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2)収穫した葉と花を水で洗浄して汚れを落とします。
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3)洗浄後に水分を乾燥させ、細かく粉砕して粉状にします。
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4)アルコールか水を加えて、成分を取り出しやすいように分解します。
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5)分解後アルコールか水を蒸発させ、再び乾燥させるとセントジョーンズワートの
  有効成分が抽出され、これが原料になります。

アルコールと水の抽出を比較した場合、アルコールによる方が、有効成分が多く抽出され、効果が期待できます。サプリメントを購入するときは、アルコール抽出による商品を、選ぶのがよいといえます。

もっとも、最近のセントジョーンズワートのサプリメントは、アルコール抽出タイプが多く、効果に関しては大差がなくなっています。

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